頚椎捻挫（けいついねんざ）とは、交通事故で起こりやすいケガで、むちうちと呼ばれています。頸椎とは、首を支える7つの骨です。頸椎の中には神経が収納されていますが、交通事故の衝撃により頸椎がムチのようにしなったり、前後左右に動かされたりすることで、頚椎がねんざ状態になることを頸椎捻挫と呼びます。

頸椎損傷（けいついそんしょう）とは、頸椎が脱臼したり骨折したりとねんざ以上に大きなケガを負った状態です。

原因は同じでもケガが重い方を頸椎損傷と捉えてかまいません。頸椎の損傷が大きいと頸髄という神経が傷つき、麻痺が残る可能性があります。

頸椎捻挫も頸椎損傷も、交通事故の衝撃により頸椎が歪み、頸椎の中の神経がダメージを負うことで症状が発生するのです。

ここでは頸椎捻挫を放置したらどうなるかを説明します。放置してはいけないとわかっているのに、どうして後回しにしてしまうのかについても後述します。

まず頚椎捻挫をそのままにしておくと、体のバランスを保とうとして、周りの筋肉がこわばり固くなります。筋肉が固くなることで厚みが増し、筋肉周辺を圧迫します。結果血流の流れが悪くなったり、冷えやしびれが起こったり、自律神経の働きにも悪影響を及ぼすのです。自律神経が乱れると、頭痛や耳鳴り、吐き気が引き起こされ、そのような症状が長期間続くことも少なくありません。

ではなぜ放置してしまうのでしょうか。理由は、徐々に悪くなっていく頸椎捻挫の特殊性にあります。ひどい痛みや出血があれば、誰でも薬を飲んだり血を止めたりと何らかの対処をするはずです。しかし頸椎のケガは、すぐにはわかりません。事故の衝撃で生じた歪みが、日常生活を送る中で徐々に広がっていき、「気がついたら痛くて動けない」といった状態になって初めて気づくのです。

頚椎損傷の場合、すでに神経に大きなダメージを負っています。そのため後になって気づくというより、事故後間もなく異常に気がつくでしょう。いずれにしても交通事故に遭ってしまったら、早急な病院受診が必要です。そして不調が気になった時は、絶対に放置せず整骨院の門をたたいてください。

みどり整骨院グループは整骨院であるため、レントゲンや薬の処方はできません。しかし患者様の体の状態を見極め、症状の根本原因を突き止めます。症状の原因が体の歪みにあるとわかれば、手技で筋肉を柔らかくして神経や血管への圧迫を取り除き、不快な症状を改善します。ぜひ一度みどり整骨院グループへご相談下さい。